松田染物店は、江戸時代末期である1702年(元禄15年)に創業し、約300年の歴史を持つ老舗です。
藍染めの紺屋としてスタートし、明治初期より筒書きを始めました。
戦前までは藍染めを、戦後は筒書きを主体として伝統を継承しています。
白い生地を使用する筒書きは、筒紙に様々な形の筒金を通し、糊を入れ 下書きに沿って糊をおいていく。
糊をおいた生地に裏水を引き、完全に乾いた状態に色を染めていく。
色を引いて乾燥させ色止めをし、洗って糊を落とす。落とした糊の箇所は色の境界となり白のままで残る。
現在は13代目、成樹と14代目、一晟が暖簾を守っています。